バドミントンのスマッシュ速度、高校生はどれくらい?
高校生バドミントン選手のスマッシュの速度は、大体200キロ前後くらいと言われています。体格や筋力の差もありますので、平均的にということです。
高校生を含め日本国内の最速記録であれば、男子300キロ、女子250キロと言われています。なので、まだ体格の出来上がっていない高校生ならと考えれば、あながち間違ったデータではないでしょう。
ギネス記録は493キロ!
ちなみに世界最速はなんと493キロというギネス記録があるそうですが、これはちょっと信憑性に欠ける気がします。というのも、測定時の環境によって速度は違ってくるからです。
「最速はどのくらいか出るのか?」という実験的な環境条件で測定されたデータなら、たしかにそのくらいは出るかもしれません。
そんな最速を測るデータを取るためのスマッシュではなくて、「試合中に打つスマッシュ」という条件でみれば、493キロも出ないだろうと思います。
あくまで、相手プレーヤーがいるという試合中にスマッシュを打つという条件ならば、やはり最速でも300キロちょっとくらいというのが現実的かなと思います。
50〜60キロに減速する
初速がいくら早くても、バドミントンの羽はスマッシュを打たれてから、空気抵抗を受けます。重さが軽いこと、空気抵抗の高い羽があることを考えて、初速のスピードは持続せず、時間の経過とともに減速していきます。
最終的に、相手のコートに届くころには、50〜60キロに速度が落ちています。
速度の高いスマッシュの打ち方
まずシャトルの落下地点を予測し移動します。左手を上げ(右利きの場合)、シャトルの方向と距離感を測りましょう。そして半身の状態でラケットを振りかぶった状態にしてください。
上体のひねりを正面に戻しながら、腰、肩、肘、手首の順に力を伝えていく感じでシャトルに体重を乗せ思い切り打ちます。
打った後はきっちりフォロースルーをして下さい。コントロールをつけやすくなります。スマッシュを打つ時のポイントは、なるべく高い位置で、シャトルをとらえるようにすることです。
スマッシュは、コントロールを調整しようとすると、スマッシュが弱くなってしまいがちになります。しかし、それではスマッシュの効果が半減してしまいます。
練習をはじめたばかりの時は、角度や左右の打ち分けの練習をするよりも、とにかくマックスのスマッシュがコート内に入るよう練習すると良いです。