バドミントンの基礎
正しいフォームを身につける
正確なフォームを身に付けるためには、手本となる人のフォームを見て素振りから行うとよいです。初心者のうちは、変なフォームを覚えてしまうと後々フォームの矯正がしにくくなりますので、正しいフォームでの素振りを心がけてください。
素振りは、やみくもに行えばよいというものではなく、シャトルがあることをイメージしながら一打一打を大切に振るようにしてください。可能なら大きな鏡の前で行うと、自分のフォームをチェックしながらできるので一層効果があります。
ホームポジション
ホームポジションとは、フットワークの起点となる自分の立ち位置です。一般的にはコート中央のショートサービスラインよりやや後方がホームポジションとなります。
ホームポジションで相手の出方を待つ場合は、両足を両肩よりやや広めのスタンスをとりラケットを立て、リラックスした姿勢で構えます。両膝を曲げ身体をやや前傾姿勢にしておくとスムーズに動き出すことができます。
速いスマッシュの打ち方
スマッシュを速く打つためには、ラケットとコックが当たる瞬間、ヘッドスピードが最大になるようにしなければいけません。スマッシュの早さはいかに力を抜いたフォームでスマッシュを打っているかで決まります。
速く打てる人は、全身がムチのようにしなやかにしなっています。足の指から、足首・膝・腰・背骨・肩・肘・手首・指の関節、動きがスムーズに連動して最高速度に繋がります。つまり全身運動なんですね。
いくらパワーがあって力み過ぎて打ってもスピードは出ないです。力み過ぎでがちがちになっていて、ぎこちない動きになっているからです。まずは自身のスウィングをビデオで撮ってもらうか、実績のある人に直接見てもらってチェックしてもらうといいでしょう。
スイングスピードをあげる
スイングスピードを上げるのに必要な練習をご紹介します。
@まず、重いラケットを10回振ります。Aその後、軽いラケットを10回振ります。Bいつも使っているラケットを10回振ります。
重いラケットは、クンプー バドミントンラケット TRERAKE 130 KR-001N3のような専用のものでも、トレーニングカバーをつけてでも、1Uや2Uのラケットでも何でもいいです。
重いラケットをしっかり振ると筋力が付きますが、それだけでは鍛えられません。その後に軽いラケットを振ることでスイングする神経系が発達していきます。
この練習は常に全力でスイングすることですが身体にかかる負担が高いので、高校生以上の選手向きの練習です。それ以下の年齢の選手は、今のラケットだけでしっかり振ることが大切です。
フェイントのかけ方
ネット前のフェイントのかけ方をいくつかご紹介します。
ラケットを立てて行るフェイント
まずはラケットを立て、ネット前の高い球に対してプッシュを打てるようにします。ポイントはぎりぎりまでシャトルを引き付けることです。この間に相手の足を止めます。
このあと、ストレートに落とす人が多いのですが、コースがばれてしまいますので、2つ以上のストロークを打てるように練習したほうがいいでしょう。シャトルをギリギリまで引き付けることでフェイントになりますので、早く打ちすぎないように気をつけて下さい。
ラケットを下げて行うフェイント
ラケットを下げるフェイントは、簡単に言うとすぐには打たずに、ラケットを下げることで時間を作るフェイントです。引きつけすぎると打点が下がってしまいますので、ほどほどに時間をかけましょう。
目線と逆に打つフェイント
このフェイントはいわゆる目線フェイントです。目線とは全く逆に打つショットの事です。よく使うのは、クロス方向を見てのストレートヘアピン、後ろを向いてのヘアピンなどです。