ガットとシャトル
ガット
ガットの素材は色々あります。ナイロンガットは一部プロ選手と一般上級者プレイヤーを除き、大半のプレイヤーが使用しているガットです。最近では、ポリエステルガットという素材のガットもあります。
ナチュラルガットに比べ低価格です。プレイスタイルに合わせて様々なタイプのものが作られています。ポリエステルガットは、特にスピン系のハードヒッターで、ガットがよく切れやすいプレイヤーに、人気があります。
切れにくいという耐久性があるのが特徴ですが、伸びに関しては劣るので、数か月ガットを張りっぱなしという人にはあまり向いていません。ナチュラルガットに変わり、現在おもに使用されているガットですが、頻繁にガットが切れてしまうという人には特にお勧めの素材です。
ガットの保管方法
暖かい季節しかプレイしない人など、半年以上ラケットを使用しない場合はガットを切って保管しておくとフレームの性能を長持ちさせてあげることが出来ます。
車などの高温になる場所での保管もフレームに負担をかけるので避けましょう。夏場は気温が上がるためガットが柔らかくなります。逆に冬場は冷たくなるためガットも硬くなります。
このガットの柔らかさは、打球の伸びと関係してくるので、保管方法にも気を付けてみて下さい。
シャトル
バドミントンで使用するシャトルの材質は2種類あります。試合や部活などでよく使う水鳥球と、経済的に優れたナイロン球の2種類です。バドミントンラケットは重いものでも100g程でとても軽く、そのラケットで打つシャトルもなんと5gという軽さなのです。
超軽量なスポーツでありながらバドミントンは世界最速の球技で時速250km前後のスピードを出すほどなのをご存知でしょうか?そのためとても繊細で、水鳥球の場合は使用適正範囲温度まで細かく設定されています。
プレイする体育館の温度にあったシャトルを選びましょう。温度別適正分類は7段階に分けられています。ナイロン球は水鳥球に比べ高い耐久性と価格も安いという特徴があります。
公式な試合となると水鳥球でなくてはならないのですが、通常の練習ではナイロン球でも十分対応できるほど最近のナイロン球のコントロール性は高くなっているそうです。
打球時の伸びは水鳥球と比較すると距離が出やすい性質がありナイロン球の調子で試合にのぞむと感覚がずれてしまいます。試合の1週間くらい前には水鳥球で練習をして調整するようにしましょう。